1. 承認欲求
意地悪をすることで、周りの人の注目を集めようとしたり、優越感を得ようとしたりする心理があります。自分自身に自信が持てない人が、他人を見下すことで安心感を得ようとする場合もあります。
2. 不満のはけ口
仕事や人間関係などで抱えている不満やストレスを、意地悪をすることで解消しようとする心理があります。自分よりも弱い立場の人を見つけると、ターゲットにしてしまうことがあります。
以前、とある場所で独身の人に対して、独身て人間のゴミだよね、というひどい言い方をしていた人がいましたが、その人はバツ１で子持ち、5０代で毎日しんどそうでした。離婚してフルタイムで働き、家族を養っている中、休日には恋人とデートして友人と仲良くお酒を飲みに行ったりもしてエンジョイしているように見える若くて可愛い女の子、モテ期が今みたいな独身の子なしの人がうらやましく思えたのかもしれません。
独身はゴミとはひどい言葉だと思いましたが、大変で辛い思いをしていたからこそ、そう言いたかったのかもしれないな。
3. 嫉妬心
他人に対する嫉妬心から、意地悪をしてしまう心理があります。自分よりも成功している人や、人気がある人に対して、憎しみや恨みの感情を抱いてしまうことがあります。
4.さみしさ
本当は誰よりも寂しがり屋で、関心を持ってもらいたいと思っている人が、意地悪をしてしまう場合があります。不器用な方法でしか、人と関わることを知らないために、意地悪という手段を選んでしまうのです。
5.過去のトラウマ
幼少期にいじめられた経験や、虐待を受けた経験など、過去のトラウマが原因で、意地悪をしてしまう心理があります。自分自身がされたことを、他人にしてしまうことで、心の均衡を保とうとしているのです。
江原啓之さんは、意地悪をする人は「本当は弱い人」であり、「幸せな人は意地悪をしない」と説いています。意地悪された側としては、相手の心理を理解しようと努めることも大切ですが、同時に毅然とした態度で接することも重要です。
江原啓之さんの言葉です。
「幸せな人は意地悪をしない。意地悪をする人は、その人が不幸だからです。」
意地悪された場合は、この言葉を思い出して、相手を許す気持ちを持つことができれば、心が楽になるかもしれません。