私は公立の中学校に通っていました。
近隣の小学校3校が一つの中学校に集約され、1学年150人くらいの割と大人数が通う中学校でした。
小学校の頃には好きな人もいましたが、両想いと噂が立つ程度で、告白とか付き合うとかいうことはなく、割と目立たない恋愛事情だったと思います。
しかし、中学生にもなれば、同級生の中でも付き合っていると噂されるひとがチラホラ出てきていました。
そんな中、私にも心惹かれる人が出来ました。クラスは違うし、小学校も違うし接点はありませんでした。
スポーツマンで背が高く、いつも真っ黒に日焼けをしていました。一目ぼれに近い始まりだったと思います。
当時は、異性と話をすることに、ものすごく意識してしまい、緊張してしまうので、ただ、遠くから見ているだけでした。そんな私が唯一彼を身近に感じられることができたのが、写真でした。
ある日、学校行事の写真が廊下に張り出され、自分で申し込み購入するスタイルがとられたのです。
そこで私は、こっそり彼の写真を1枚購入しました。
そして、その写真を小さく切り抜き、生徒手帳に忍ばせていました。誰にも言っていなかったので、そのことだけでドキドキしていたことを覚えています。
相手と目が合ったり、話しかけられたりすることはよくあり、もしかして相手も自分を?
なんて考えたこともあったりしてドキドキしたりしたこともありました。
両想いっぽい雰囲気はあっても、どうしたらいいのかわからない。
好きの二文字くらい早く言えばいいのに
それすらもできなかった。
結局、その人に告白することはありませんでした。特別仲良くなることもありませんでした。
その時は、告白してしまえば、イエスかノーか結果が出てしまい、どちらに転んでも未知の世界すぎて、怖かったのだと思います。
怖くて告白できない
今でも、告白しとけばよかったな、と後悔する気持ちはありません。告白することが、本気の好きになるとも思っていません。
自己満足かもしれないけれど、あの時の淡い思い出や、好きという感情は時が経つと共に、思い出の一つになっていきます。また、あの頃の私は、告白してイエスなら付き合う、ノーなら諦める、という白か黒しかありませんでした。
中学生の恋愛進展しない
好きだけど付き合わないとか、友達以上などという、高度な駆け引きは出来る訳もなく、考えすらしていませんでした。
数年後に、両想いだったことがわかったとしても時はすでに遅し。
なんだか、もう早く言っておけばよかったのに・・・と後悔しちゃうこともありますね。
付き合ってたら、今頃・・・どうなったのかな・・・とたまに考えたりします。
中学生の恋愛ってホントに甘酸っぱいですね。